外科治療について2

歯周外科の治療では、付着組織が破壊されている歯周ポケット付近の歯肉に、麻酔針を刺入して治療するが、歯周外科の目的部位の歯周ポケットは付着組織が破壊されているため、歯周ポケット付近の歯肉に麻酔針を刺入し、針先が歯肉を貫通して歯周ポケット内に入ってしまうと、薬液が漏出する恐れがある。
歯周病の進行は、本人の自覚がない事が多いが,歯周病が進行して骨が吸収し始めている事がある。歯科治療では、歯周病が進行し始めた段階に、しっかりと治療を行い歯周病の進行を抑える事が大切である。
骨の吸収が始まった段階の歯周病は、中程度の歯周病といえる。歯の間の骨のくぼみが数ミリ程度あるが、まだ片側の骨は吸収せずに残っている。この状態での骨の吸収は骨の再生が起こりやすく、骨のくぼみは再生した骨で埋められる。歯周病が重度に進行する前に骨の再生を行う事が、歯を将来的にも長持ちさせるには大切になる。
再生治療のための外科処置では、欠損内部の処置に予想よりも時間がかかることがある。手術終盤で麻酔が切れ、患者が痛みを訴えるようになった場合、どう対応すればよいのであろうか。まず痛みを感じる部位を特定し、部位に応じて麻酔を追加することになる。
再生治療の場合は粘膜骨膜弁の剥離範囲が広いため、追加麻酔を確実に効かせることが困難な場合も考えられる。このことからも、術前の麻酔を必要十分に行っておくことが重要である。歯周外科による生体への侵襲が少しあるため、術後の痛みに対し、鎮痛剤や補助剤、神経ブロックなどを使用するペインコントロールを考慮することもある。
ペインコントロールの目的で、縫合終了後に局所麻酔薬を使用する場合、麻酔薬として血管収縮薬の入っていないものが好ましいと思われる。

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