高齢者家族と「誤嚥」について

家族と夕飯の食卓を囲んでいる時などに、一緒に食事をしていたお爺ちゃんやお婆ちゃんが、食事中に、お箸を止めてむせたり、咳き込んだ姿をみかけるようなことが多くなると、「誤嚥」の可能性がでてきます。日常的に生活を共にしていると、高齢者が食べ物を食べにくくなったり、咳き込んだりする事は、日常的に当たり前な光景であると感じてしまう方もいるかもしれません。「誤嚥」は、加齢とともに口内環境が低下したり、歯の健康状態などが悪化し、食べ物や飲み物などの飲み込む力が弱くなってしまう事で起こりやすくなるのだそうです。高齢者は飲み込む力が弱いのは、加齢によって仕方のない事などと放置しておくと、その後、「誤嚥性肺炎」などを起こし易くなってしまい、場合によっては死につながってしまうようなケースもあるようです。「誤嚥」を起こし易くなる症状は、その他にも、よだれ、痰、食欲不振、食べこぼし、食事に時間がかかるなど、生活の1シーンの中で、様々な気付きとして現れてくる事もありますので、日常の生活の中での些細な変化に気付いていく事が大切なポイントとなりそうです。また、定期的に歯科検診などを受診したりする事で、口内環境を整えたり、専門医のアドバイスを直接得たりする事も予防につながりそうです。現実的に、高齢者家族が、歯科検診などを定期的に受信することが困難な場合は、訪問歯科受診を選択する事も可能なケースもあります。利用をご希望の場合は、地域の役場や、包括支援センターなどに相談窓口があるようですので、ご興味のある方は、お問い合わせになってみてください。

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